子どもに片付けをさせるには

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koguayu
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こんにちは。こぐあゆです。子どもがぜんぜん片付けなくて困っているお母さんってたくさんいると思います。今回は片付けができる子にするためにはどうすればよいか書かせていただきました。

片付けができる人

 子どものとき、小学校の先生の職員室ってどうなっているんだろってなんか気になっていましたよね。おそらく、昔も今もさほど職員室は変わっていません。変わったのは大きかったパソコンがノートパソコンになったくらいです。ちなみに私が働いている市町村では机上のルールはゆるいのですが、場所によっては安全上の理由で机上には何もおいてはいけないそうです。(おそらく地震対策)
 先生の机を見ると、「この人は仕事ができる人だ」とわかります。

机の上が片付いている人は仕事ができる人

 これは、100%当たっています。
 逆に机の上にプリントやらノートやらが山積みになっている人は仕事が遅いです。たまに傾いている机の上にコーヒーカップが置かれている人もいてヒヤヒヤします。
 私が働いているときに「この人、仕事早いし、残業もしなくてすごいな」と思った人たちは、みな机の上にもの一つない人達でした。
 学校の先生の仕事は、人とコミュニケーションを取りながらタスク処理をする力が必要です。仕事に優先順位をつけながら一つ一つ丁寧にこなしていきます。もちろんこれだけではないですが、タスク処理能力はかなり大切です。おそらく他業種もタスク処理能力は必要な能力の一つです。
 片付けは、タスク処理能力を養う活動です。
 片付けと一言で言ってしまえば簡単ですが、片付けの中にも同じ場所にものを戻す。整理整頓をする。いらないものは捨てる。活動は多岐にわたります。
 子どもに片付けさせることは知育の一つだと思います。

片付けられない子どもたち

 小学校低学年を担任していると片付けられない子達に出会います。その中には、発達的な問題で片付けられない子もいます。ただ、学習はできるのに片付けられない子達もいます。その子達の家に家庭訪問してみると家が汚い。普通、家庭訪問があると家の中を片付けます。が、そういった機会にも関わらず家が汚いのは大問題です。片付けられない親の子は片付けられません。片付いていないことが当たり前になっているからです。子どもに片付けをさせたければ、まず自分が片付けれる人になることが大前提です。また、片付けられない子はプリントもなくし宿題も忘れる子が多数です。普段の生活を整理整頓できていないのです。逆に片付けられる子は宿題もするしプリントも提出します。片付けられる子にすることはその後の生活にも良い影響があると言えるでしょう。

「片付けなさい」では、片付けられない

 幼児に「片付けなさい」と言っても片付けられません。小学校低学年の子ども達でも「片付けましょう」と言って自らほうきを持って掃除できる子は、あまりいません。
 では、どのようにしたら片付けができるようになるのか。

このピンクのワゴンにいつも人形をギュウギュウ詰めにする長女ちゃん


  • 「10個おもちゃをもとに戻そう」と数字を使う
     小学校では、掃除の時間の他に片付けをする機会があります。図工の時間のあとがわかりやすいと思います。制作をともなう図工の時間のあとは、机や床がゴミだらけです。そんなときは、「10個ゴミを拾いましょう。」と伝えます。ちなみに自主的な行動ができる子たちは、図工が終わったら「先生、ほうきでゴミをはいてもいいですか」と聞いてきます。
     話を戻します。「10個ゴミを拾いましょう」と声かけをすると子どもたちは、嫌な顔をせずとも掃除をします。我が子も一緒で「片付けよう」と伝えると「どうすればいいの」と特に長男は聞いてきます。なので、「じゃあ、出ているおもちゃを10個片付けてもらってもいいかな」と伝えるとすぐに理解し行動できます。指示はより具体的な方がいいのです。これを繰り返していくと、子どもたちは片付けの仕方がわかり片付けるようになります。
  • 片付けゲームをする
     競争好きな長男は、「今日はお母さんとどっちがこの箱に転がっているおもちゃを入れられるか競争しよう」というとすぐ「やるやる」となります。わかりやすいゲームがいいので、例えば、「ブロックはお母さん、長男くんは色鉛筆ね」と言ってもいいかもしれませんね。また、あえてお母さんは負けて「長男くんは片付けるのが上手だな。お母さん、負けちゃったよ」ここは母の演技力。盛大に褒めましょう。育児に大切なのはいつも言いますが演技力です。ちなみに旦那氏にも仮病を使い平然とうそを言うこぐあゆです。妻としても母として演技力は大切です。
     また、ごっこ遊びが大好きな長女ちゃんには「このあと、プリンセスごっこをしたいんだけど散らかっていてできないの。お願い一緒に片付けて」と言うと長女ちゃんは具体的に指示しなくてもものをもとの場所に戻すことができます。音楽をかけて気分をあげてもいいかもしれませんね。
  • わかりやすくカテゴライズする
     おもちゃ箱のカテゴライズをわかりやすくしましょう。
    「先生、このペンはどこに片付ければいいですか」なんて聞かれている先生の教室はおそらく汚いです。カテゴライズに失敗しています。我が家は、レゴブロック、デュプロ、ニューブロック、人形、恐竜のフィギュア、紙類&ペン類、その他です。その他にはガチャガチャのおもちゃやもらってどこのカテゴライズにも入らないおもちゃが入っています。ここに本来なら文字と中に何を入れればよいかがわかる写真や絵が貼ってあるとなお良いと思います。
     

男の子と女の子のちがい

 男の子2人と女の子1人を育てているこぐあゆですが、面白いくらい違います。
 男の子は、「おだてて育てる」女の子は「見本を示して育てる」が基本です。片付けも同じ、「一緒に片付けてくれたらお母さん助かるな」「長男はほんとに片付けるのが上手だね」とおだてておけばすぐ片付けられるようになります。逆に女の子は、「こーやってものをもとの場所に戻すんだよ」と見本を見せておくとそのうち、長男に「おもちゃを出したら片付けるんでしょ」とリトルママになってくれます。
 男の子はたくさんのおもちゃを出して遊ぶのが好きです。ブロックで遊んでいたかと思えば、恐竜のおもちゃを出して、またすぐに今度は折り紙を出して、30分も立たない間に空き巣に入られたような部屋になります。ただ観察してみると違うおもちゃを関連付けて遊んでいます。恐竜の食べ物を折り紙で作ったり、レゴブロックの家に恐竜を登場させたりして遊んでいるので男の子はそうやって色々関連付けさせて遊ぶことが大好きです。なので一つ一つ片付けたい気持ちもあると思いますが、そこはちょっと我慢して一通り遊び終わってから片付けてみてください。一方女の子はお人形で遊んで、終わったらそれを片付けて次のおもちゃで遊べます。みんながみんなそんな遊び方をしているわけではありませんが、我が家は顕著です。次男がどんなタイプの片付け方ができるのか今から楽しみです。

おまけ

 ちなみに私はと言うと、片付けは苦手です。言い訳させてください。3人育児をしているときれいな部屋で生活するのはまず不可能です。世界のこんまりさんが「完璧な片付けをあきらめた」とおっしゃっていたようで安心しました。まず、激せまの家にものが多すぎるのと洗濯物が多すぎる。(毎日少なくても2回は洗濯機を回します)大人の片付けも子どもの片付けも完璧を求めず80%くらいでいいのかもしれませんね。

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