あいさつの大切さ

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まだ現役バリバリで小学校教諭をしていたとき、何校かを異動して思うことがあります。それは、その学校の児童があいさつができるかどうかです。まだまだ若手?経験が少ないので3校しか経験がありませんが、児童がよくあいさつする学校は本当に落ち着いています。また学力が高いです。

話は変わりますが、大学生のときに中学受験をする小学生に社会科と国語科を教えていました。そのときに塾長に「受験に勝つ子は性格が良い子。挨拶する子。礼儀正しい子」と言われました。エビデンスはありませんが、あいさつは学力と関係がありそうですね。

話をあいさつに戻します。

あいさつレベル

レベル1 自分から積極的にあいさつできる

すごく落ち着いていて保護者からの理不尽なクレームもほぼない(正当なクレームはありました)学校の子どもたちは、ここは学習院なのか?と思うくらいあいさつを子どもたちからしてくれます。異動初日。ほぼ知らない私にも廊下のすれ違いざまに「おはようございます」「こんにちは」とあいさつしてくれて嬉しい気持ちになりました。前任校があいさつのない学校だったのでそれだけで感動しました。どんなに学校であいさつは大切だよ。今日からあいさつ運動だからあいさつしようと声をかけても、やはり普段から親があいさつをしてないと子供はあいさつしません。

レベル2 あいさつしたら仕返してくれる

レベル2はすこしあいさつレベルが下がります。あいさつをこちらがしたらあいさつしてくる。受動的か能動的かの差は大きいと思います。また、この受動的能動的差は様々な行動にもあらわれてきます。一見落ち着いてるなと思う学校でも、授業をしてみると手を挙げなかったり学級活動の話し合いの場が沈黙だったりします。レベル1の学校はとても活発な話し合い活動ができていました。

レベル3 あいさつしても無視

これは、その名の通り「おはよう」といってもあいさつを返してくれない子です。しつこく、あいさつし続けると「うっせー」なんて帰ってきます。将来、思春期の息子に言われるような気がして怖いです。でも絶対に聞こえているはずなのにあいさつを返さないって強い意志を感じます。もしかするとやりようによってはあいさつを無視する子たちは大きな文化祭や体育祭でもてる力を発揮するかもしれませんね。ただ、社会に対して斜めで見ている子が多いのであいさつできるようにしていきたいです。

なぜあいさつさせるのか

ではなぜあいさつは良いのかという話です。それは、あいさつをする子は自己肯定感が高くなります。子育てをする上で自己肯定感はかなり大切です。自己肯定感については詳しくブログで書いていくつもりですが、自己肯定感が高い子は自分に対して自信があり、行動や思考が前向きです。これは学習、仕事、スポーツでも大切です。また、自己肯定感は幼少期に身につける必要があります。我が子も自己肯定感を高めるべく日々、子育てしています。自己肯定感を高めるには「とにかく褒める」がとても大切になってきます。あいさつができていて怒られることはありません。小学校一年生であいさができる子はそれだけで褒められます。私が一年生を担当したときは、みんなの前で「〇〇くんはあいさつ名人だね」なんて褒め称え、みんなのお手本にさせます。また、町中でお店の人や通りすがりのおばあさんにあいさつができると「ありがとう」「えらいわね」と褒めてもらえます。あいさつは誰でもできる自己肯定感を高める最善策です。あいさつは「こんにちは」だけでなく「おはようございます」「いただきます」「ありがとう」「さようなら」なんでもいいと思います。「おはようございます」が一番言いやすいかもしれませんね。

では次回は、子供にどうやったらあいさつをさせることができるかについて書いていきたいと思います。

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