3人育児 子連れ旅行 小学校教諭 旅行 知育 英語教育 読み聞かせ
こんにちは〜こぐあゆです。
旦那が最近Switchがほしいと言い出し、一番が上が男の子なので絶対にハマる。昔ほどゲーム悪はありませんが、絶対「叱る」要素が増えてしまうのでどうしたものかと悩んでいます。
昨晩はゲームを買ったときのルールを20個くらい考え出してしまい眠れませんでした。
悩ましい。
ちなみに一番下の弟がゲーム大好きっ子で周りの友だちから「ゲーム王」と言われほぼゲーム依存症でした。何がいきたかはわかりませんが、現在は医者。しかし、休みの殆どをゲームに費やしています。何が正解なのかもはやわかりません。教育って何が正解かわからないしその正解がすぐ出てこない究極の問題提起だと思っています。
本を読むことはなぜ大切なのか
「考える力」の土台は「言葉の力です」
「世界標準の子育て」 船津徹
人は持っている語彙の中で物事を考えて表現します。語彙力と思考力は相乗関係にあります。語彙力が少ないとその中でしか物事を考えることができないので思考は限定的になります。また、思っていることを表現するときも語彙が少ないと説得力のない説明になってしまいます。頭脳は6歳までに90%が完成すると考えられています。その点を考えると幼少期にシャワーのように語彙を与えると思考力も表現力も高くなっていくというわけです。
では、常にテレビをつけっぱなしにしたりスマホで語彙の機械音を聞かせれば語彙力は増えるのか。答えはノーです。語彙はコミュニケーションの中で習得していきます。幼少期に一番近い存在の人からたくさん話しかけられると語彙力は増えていきます。英語も一緒です。一番良いのは英語が話せるパートナーを作る。これが一番手っ取り早く英語を上達させる方法です。子どもに英語を習得させたければ大人になったら外国人と付き合うのよと洗脳させればいいのかもしれません。
小学校は、基本的にコミュニケーションをするアクティビティを取り入れながら外国語活動を行っています。相手の目を見ながら楽しく必然的な英語を使わせて英語を習得させています。ただ、中学校から高校、大学で10年間も英語を学習してきたはずなのに自分を含めてこんなにも英語が話せる人が少ない日本の外国語教育は見直さなければならないと思っています。
子どもの思考力を高めるアイテムとして一番簡単なものが本です。もちろん、子どもにたくさん話しかけても語彙力は増えますが、親の持っている語彙力も偏りがあります。本はたくさんの方々が書いているので自分が持っていない語彙もたくさん登場し子どもにインプットさせることができます。また、絵本は、語彙だけでなく絵や写真もあるので想像力が膨らみます。絵本好き本好きにさせることが思考力表現力の高い子どもにさせる手っ取り早い方法です。
また、本好きの子は集中力もあります。本を読むのってとても集中力がいりますよね。ちなみに最近の子は、10分間読書すら集中することができません。YOUTUBEや動画に慣れている子たちは、最後のみたいところまでスキップしてみます。それに慣れていると集中して本なんか読めませんね。
本は、スマホのように自分が好きな情報だけスクロールして見て終わり。というわけにいかず、小説だったら起承転結のある文章の中にはいらない文章も情報もあります。図鑑だって調べたいものの周りには自分にとって必要のない情報もありますが、なんとなく読む。自分にとって必要のない情報からもどんどん語彙をインプットしていく。思考力、表現力、集中力すべてが身につくのが読書ということです。
読み聞かせの大切さ
読み聞かせは、本好きにさせる第一歩です。面談で、すごく勉強ができる保護者の方々に「どのような教育をされてるか」質問したことがあり、みな読み聞かせは本が読めるようになってもやっていたとお話されていました。「なぜ、自分で本を読めるのに読み聞かせをするんですか」と聞いたところ、自分(保護者)が絵本を読むのが好きだから。絵本を一緒に読みながら、「なんでこの子はこんな事するんだろうね」「この子はどんな気持ちなんだろうね」とか話すのが楽しいとお話されていました。お家の人が楽しく読み聞かせをしているんだなと伝わってきました。読み聞かせはお家の人との楽しいコミュニケーションになると自分でも楽しく本が読めるようになりますね。
また、5歳くらいになると文字への興味が湧いてきて自分で読みたがります。読み始めなので語彙の間違いはたくさんありますが、そこは正さなっくて大丈夫です。読み方をいちいち正すと読むこと自体が嫌いになってしまいます。未就学児で本の音読が始まったら温かく見守り、盛大に褒めましょう。褒めれば褒めるほど子どもは読むことに意欲的になります。
本好きにさせるために
本を好きにさせるためには、たくさんあります。
- 家を図書館みたいにしましょう
本が好きな子の家に家庭訪問に行くとたいていリビングにたくさんの本があります。子どもの本から大人の本まで。内容も図鑑、雑誌、小説、漫画と様々です。最近は、家に生活感を持たせないよういろいろ収納して隠してしまいがちですが、本は見えるところにおいておくと自然と手にとって見る習慣が付きます。
我が家は、3人子どもがいるため、2週間に1度30冊の本を図書館で借ります。すごく重いので大変ですが、それだけは頑張っています。その本を自立タイプのバッグに入れていつでも手にとって見れるようにしています。そうすると保育園から帰ってくるとまずテレビではなく、本を出します。30冊+家の本もあるので床が本だらけになってしまいますが、身近に本があると自然と手に取れて本を見る、読む週間になります。
- 好きな本を選びましょう
保護者の方に「うちの子、漫画しか読まなんです。」と言われたことがあります。漫画ってすごい情報が多く逆に集中して読むことができるってすごいことだなと思います。ワンピースなんてキャラクターどんだけいるんだろうと思いますし、全て伏線が敷かれ繋がっているのでよく考え覚えておかないといけません。すごい頭を使いますよね。また、漫画の小説版が出たりするので活字の本につなげることもできます。子どもが興味のある本から入るのが基本です。我が家の長男は、2歳くらいの時に車が好きだったので図書館にある車関係の絵本や本を片っ端から借りて読んでいました。その後、動物、恐竜、虫と興味が変わっていったのでその都度それに関係する本を借りて読み聞かせをしました。5歳になった今は自分が好きな本と私が読ませたい本を半々で借りています。 - 本を読む姿を見せる
親が本を読まないのに子どもは本を読みません。どんなに時間がなくても子育てに追われていても読書をする姿を見せることは大切です。お母さんが本を読んでいる。お父さんが本を読んでいる。なんかかっこいいから自分も読んでみよう。読書の入り口はそんなもんです。赤ちゃんがスマホが好きなのは、お母さんがスマホをいつも見ていじっているから。お母さんが本ばかり見ていたら子どもも好きになりますよね。どんな本でもいいです。スマホから本に変えましょう。
0歳から6歳に「言葉の力」を育てる
年齢別に読み聞かせの仕方は異なります。
- 0歳から3歳はたくさんの本に出会わせる
私は、子どもが生まれてほとんど寝ているか泣いているかの時期から読み聞かせをしています。やさしく無理のない範囲でたくさんの本を読み聞かせしましょう。 - 3歳からは質問形式で読み聞かせ
3歳位になってくるとお話が上手になってきます。絵本を読み聞かせしながら、「◯◯ちゃんは、この中の動物で何が好き」とか「お母さんはこのネズミが好きなんだ」「〇〇ちゃんは」などと少し立ち止まって質問する読み聞かせに移行いましょう。ただ読み聞かせすることも大切ですが、このように質問すると子どもがそこで考えます。考えながら読む力が備わります。また、今度は子どもが質問が帰ってくるかもしれません。一冊の本で親子の会話がたくさん増えて語彙も増えます。 - 遅くとも5歳までには文字教育をさせましょう
小学校1年生になると国語の授業では「音読」があります。音読の宿題もでます。音読は文字教育にはとても効果的です。しかし、1人ずつ音読をする活動はものすごく緊張しますよね。私も子どもながらに「あと6人丸読みするから、私はこの一文を読めばいいんだ」なんて前もって読む場所を確認していました。前の子が間違って2文読んでしまった際は、その計算がずれて違う文章を読まなくてはならず、ドキドキハラハラです。文を読むことに日頃から慣れていてそのことに自信を持っていると小学校に入ってからも音読活動に負担がなく、自信を持って学習に取り組めます。自分は音読が得意だ。から自分は勉強が得意だと持っていくこともでき、自信に繋がります。自信は自己肯定感が上がり何事にも前向きに取り組めるようになります。文字教育、特に「読み」の学習は小学生に上る前に行っていただきたいです。 - 小学2〜3年生までは読み聞かせを続けましょう
もちろん子どもが望めばそれ移行も読み聞かせしても良いと思います。小学5年生まで読み聞かせをしている保護者の方もいました。子どもは読解力、表現力、思考力は抜群でした。
歯磨きの仕上げ磨きのように読み聞かせは親子のスキンシップの1つです。「お母さん、もういいよ。自分で読めるから」と言われるまで私は読み続けたいと思っています。
まとめ
読み聞かせの大切さについて伝わりましたか。子どもに賢くなってほしければとにかく毎日読み聞かせをすることが近道かもしれません。子どもにたくさんの本に出会わせて本好きにさせてあげてください。
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